街の声は「素直にうれしい」

井上和樹アナウンサー「県内の最低賃金が初めて1000円を超える方針が決まりました。このことについて街の人たちはどう考えているのでしょうか」

大学生(18)「955円というのが、他県より低い気がしていたのでうれしい」
大学生(20)「素直にうれしい。1000円を超えないところが東北だと多かったと思うが、これで働きやすくなる」

喜びの声が多く聞かれた一方で、このような意見も。

製造業(20)「若いうちに色々遊んだりとか経験積んだりしたいと考えているので、そう考えるともっと上がってほしい」
介護職(20)「(自身の給料は)あまり変わらない気がする。パートと正社員では違うと思う。あまり(賃上げの)実感はない」

物価高や人手不足を背景にした賃金の上昇ですが、他の県でも上昇しています。東北地方では、宮城の1038円を筆頭に、すべての県で1000円を超え、上げ幅も65円から80円と、大幅に上がる見通しです。

引き上げの時期は、例年10月が慣例でしたが、今回は準備期間などを考慮し、福島県では来年1月1日となる見通しです。

一方、経営者側は、どう受け止めているのでしょうか。