「エレベーターには原則1人で乗る」

 谷本容疑者をめぐる事件に共通しているのが、オートロックをすり抜けて侵入する“共連れ”です。

 事件の3日前、谷本容疑者とみられる男に後をつけられていた別の20代女性は、マンションに入ったあと男の存在に気づき、エレベーターに乗るのを避け、その結果けがはなかったということです。

 この行動について、防犯アドバイザーの京師美佳氏は、「非常に良い判断だった」と評価。このように後をつけられて不審だと思った際は、エレベーターには一緒に乗らない、外に出てコンビニやお店など人のいるところに行くのがよいとしています。

 8月20日の事件では、被害女性はエレベーター内で羽交い締めにあっていたということですが、京師美佳氏によると▽エレベーターには原則1人で乗る、▽ナイフを持っていたら言うことを聞くほうが被害を減らせる、ということです。