谷本将志容疑者は5年前も女性につきまとい行為

捜査関係者によりますと、谷本容疑者は、事件後、マンションから徒歩で立ち去り、タクシーに乗車。宿泊したホテルに戻り、スーツケースを持って再びタクシーで新神戸駅に向かい、新幹線で東京方面へ逃走したとみられています。
一方、その2日後に東京都奥多摩町の路上で警察が身柄を確保した際にはスーツケースを持っていなかったということで、警察は証拠隠滅を図った可能性もあるとみて、事件前後の足取りを調べています。
事件3日前に撮影された防犯カメラの映像。谷本容疑者とみられる男が女性(24)の勤務先近くを歩く様子が映っています。
捜査関係者によりますと、同じ日に、谷本容疑者とみられる男が被害女性(24)とは別の20代女性の後をつけていたといいます。男は女性の後をつけ、マンションのオートロックをすり抜けるいわゆる『共連れ』で中へ侵入。女性は男の存在に気付いたため、エレベーターに乗るのを避け、けがはありませんでした。谷本容疑者の逮捕後に警察に情報提供があったということです。
そして事件当日、谷本容疑者は約50分にわたって女性(24)の後をつけ、マンションのオートロックをすり抜けて侵入。エレベーター内で谷本容疑者が女性(24)を羽交い絞めにしている様子がモニター越しに目撃されていたということです。
谷本容疑者をめぐっては、3年前に神戸市内の女性につきまとってマンションに侵入し、首を絞めるなどしたとして殺人未遂容疑で逮捕、執行猶予付きの有罪判決を受けていました。さらに、5年前にも別の女性のマンションに侵入し、つきまとい行為を4回繰り返したとしてストーカー規制法違反などで罰金の略式命令を受けていたことも新たにわかりました。














