過去には類似事件で執行猶予付きの有罪判決 なぜ防げなかった?
谷本容疑者は被害女性を約50分間尾行し、オートロックのかかった女性の住むマンションで、女性の後に続いて侵入し殺害したとみられています。
新たに判明した情報として、事件3日前に谷本容疑者とみられる男が別の女性の後をつけてマンションのオートロックをすり抜けていたことも新たにわかりました。女性にけがはなかったということです。
また、2022年には神戸市内の20代女性に対して5か月間つきまい、オートロックのマンションで5回、同じように“共連れ”で建物に侵入。この時は女性宅に押し入り首を絞めたということで、殺人未遂容疑で逮捕されています。その後の裁判で傷害やストーカー規制法違反などで執行猶予付きの有罪判決が出ています。
ーーー過去に有罪判決が出ていたにもかかわらず、なぜ再犯を防げなかったのでしょうか?
「前回の判決は殺人未遂ではなく傷害・ストーカー規制法違反・住居侵入。傷害の重さでは実刑もありえますが、この罪名で初犯で実刑になることはほぼあり得ない。これが量刑相場なんです」















