<九州vs北信越>九州ブロックが激しい肉弾戦の末に優勝を決める!
続いての対戦は、その九州ブロックと北信越ブロックの対戦。勝つか引き分けでも優勝が決まる九州ブロックと、4点差以上の勝利で逆転での栄冠に届く北信越ブロック。前半から両チームが、激しく体をぶつけ合う肉弾戦となります。九州が大柄な選手を中心に縦への連続攻撃で突破を図ると、北信越は前に出るタックルで対抗。両チーム無得点の展開が続きます。
先制点は前半7分、九州ブロックは、連続してラックを支配する素早い攻撃を仕掛けると、グラウンドを大きく使って、最後はCTB・緒方凰介選手(熊本県立第二)がトライ。WTB・甲斐大翔選手(日向)がゴールも決めて7点をリードします。それまでとは打って変わって、縦への連続攻撃から横への素早い展開に切り替えた九州が、見事な攻撃で先制点をもぎ取りました。
それでもワンチャンスで同点可能な得点差、直後の10分過ぎ、北信越も敵陣22mラインの内側まで攻め込んで、マイボールクラムの絶好のチャンスをつかみます。しかし、ここで九州が素晴らしいディフェンスをみせます。スクラムを押し込んだ後、素早い出足でプレッシャーをかけて北信越の反撃を許しません。
ピンチを脱出した九州は、逆に後半開始直後の1分、最初のスクラムから右に大きく展開すると、最後は甲斐選手が、2人のタックルを受けながらも、粘り強くボール持ち込んで右隅にトライ。12対0として勝負の流れを引き寄せました。
このあとも、一人一人が役割を果たして確実に得点を加えた九州ブロック、26対0の完勝で北信越ブロックを下して見事に決勝リーグ2連勝。去年の大会に続いてKOBELCO CUP・U18カップの部の優勝を決めました。














