<九州vs関東>激しい点の取り合いを制したのは九州ブロック

 U18の部、続いての対戦は、予選リーグで中国ブロック、四国ブロックに勝利した九州ブロックと、勝てば優勝が決まる関東ブロックの対戦。序盤から、両チームが持ち味を発揮して激しい点の取り合いになります。開始2分、九州ブロックが流れるような連続攻撃からSH・大石康介選手(熊本県立第二)のトライで5点を先制すると、関東ブロックは、ラインアウトからの得意のモール攻撃で九州を押し込んだ後、伊藤心選手(豊島学院)が、判断よくモールサイドを突いてトライ、5対5の同点に追いつきます。

 それでも九州は慌てません。前半終了間際に全員が連動した素早い連続攻撃で勝ち越しのトライを奪うと、後半開始直後には、自陣から鮮やかなカウンター攻撃を仕掛けて、タイミングよくパスをうけた竜口琥士郎選手(折尾愛真)が、巧みなランニングスキルをみせて、そのまま中央にトライ。ゴールも決めて17対5と関東ブロックを突きはなしました。

 さらに、17対12と再び5点差に詰め寄られた後半12分には、関東のお株を奪うラインアウトからのモール攻撃でトライを奪って勝負を決定づけました。多彩な攻撃力をみせて粘る関東ブロックを、3点差で振りきった九州ブロックが優勝に向けて一歩前進です。