山口県が抱える課題~候補の考えは
山口県内の課題と言うと、アメリカ軍岩国基地や上関原発・中間貯蔵施設計画などが挙げられます。人口減少も重要な課題となっています。
候補に聞く「岩国基地」
北村候補は安全な暮らしができるよう住宅や防音対策、教育面などで国の支援が必要としています。
山﨑候補は犯罪の未然防止などを指摘、どのような方向で進めていくか日本側の意向を示せる場が持たれることが望ましいと訴えます。
奥野候補は犯罪には毅然と対応する、基地の存在により地域活性化というプラスの面もあるとしています。
戸倉候補は安全安心のための検証が必要、すぐには現実的ではないと理解しているが、いずれなくなってほしいという考えです。
関谷候補は基地が必要な部分はあるとし、生活への支援や、飛行時間の要望を出すなど検討する必要があるとしています。
基地周辺に住む人が安全な暮らしができるよう、支援や対策・対処をするべきという点は共通しているといえます。
候補に聞く「上関原発・中間貯蔵施設建設計画」
北村候補は現時点では中国電力の調査を見守る、地域の発展と日本の未来への貢献という視点で考えるとしています。
山﨑候補は負担してもらうことになる地域には、医療費などの支援を住民の意向を聞いたうえで行うべきという考えです。
奥野候補は福島第一原発の事故後に触れ、原発がなくてもやっていけるのではとの考えを述べています。
戸倉候補は反対の立場で、疲弊した地方に押しつけるやり方は変えるべきとし、地方の財源不足は国が補うべきとしています。
関谷候補は上関原発については雇用を生む意味でも必要な点はある、地域の声を聞きながら検討する必要性を指摘しました。
各候補の政策や訴えは分かれているという状況です。