アメリカは「参院選終わるまで」様子見?
では、トランプ氏が示唆した【新たな関税率】など、今後の動きはどうなるのか?
▼7月9日まで:新たな関税率を通知完了予定
▼7月20日:参院選 投開票
▼8月1日:相互関税発動?

『明星大学』教授 細川昌彦さん:
「米側の閣僚から『日本とは着実な進展をしている』という話もあったが、日本やEU、韓国、インドなどみんな今交渉中。こういう国々をどうするのか、例えばベッセント氏のコメントにヒントある」
▼【ベッセント財務長官】(3日・CNBC)
⇒日本は7月20日に参院選を控えており、それが取引を進める上で多くの国内的制約をもたらしている

細川さん:
「この言葉には続きがあって『ちょっと様子を見ようか』とまで言っている。つまり、参院選が終わってから日本はカードを切ってくるかなと、そう読める。ベッセント氏はトランプ大統領にそういう上げ方をする可能性が高いが、それに対してトランプ氏がどう反応するか。そこがわからない」
細川さんは、「閣僚とトランプ氏の間合いの取り方」がポイントの1つと話すが、もう1つ大事なことがあるという。
細川さん:
「“トランプ氏のこびりついた思い込み”がネックになっているのは事実。ここを氷解させられるのは石破総理だけ。これまで同じことをトランプ大統領は言っている。総理がそこの環境整備をきちんとやれていたのか厳しい目で私達は見なければいけない」