▼各党首の訴え

 (自由民主党 石破茂総裁)「生活苦しい、そういう方々に早く給付金を届けたい。我々自民党は、本当に日本のために次の時代のために必要なことを誠心誠意訴えてまいります」

 (公明党 斉藤鉄夫代表)「『物価高乗り越え選挙』です。私たちは物価高を乗り越える経済と社会保障の構築というテーマを掲げてこの選挙戦、戦わせていただきます」

 「給付」を公約に掲げ「賃上げ」による物価高の克服を訴える与党に対し、野党は「消費税の減税や廃止」などを主張しました。

 (立憲民主党 野田佳彦代表)「コメ以外もみんな高いと皆さん思いませんか。食料品、高すぎですよね。でも何にもやっていないでしょ。石破政権、無策でしょ。我々は食料品にかかる消費税を、いま8%かかっていますが0%にしようと思います」

 (日本維新の会 吉村洋文代表)「社会保険料を下げる改革、これはいまの人口減少、高齢化社会の中で絶対に必要な本質的な問題だと思っています。これをやらせてください。もう一つは副首都、経済圏を作っていく。地方がきちんと経済圏を作って成長して日本を引っ張っていく」

 (日本共産党 田村智子委員長)「消費税の廃止を目指し、緊急に5%への減税を。これが一番、物価高騰対策に有効な政策ではないのか。その財源はもうかっている大企業と富裕層に応分の負担を」

 (国民民主党 玉木雄一郎代表)「現役世代から豊かになろう。手取りを増やす、投資を増やす、教育予算を増やす、この3本の矢で日本のGDPを10年間で1000兆円にしたいと思います」

 (れいわ新選組 山本太郎代表)「いますぐ消費税廃止。消費税を廃止すればあなたの使えるお金は平均的な世帯で1年間30万円です。国民を見ろと。この国に生きている人々を見ろというような勢力を拡大する以外ありません」

 (参政党 神谷宗幣代表)「キャッチコピーは『日本人ファースト』です。日本の経済は弱すぎる、弱くなりすぎた。それをやってきた自公政権にはもう退場してもらわないといけないんじゃないですか、皆さん」

 「物価高対策」や「社会保障」が主な争点となるなか、国の基本姿勢も論点となります。

 (社会民主党 福島みずほ党首)「防衛予算だけはうなぎ登り、ミサイルよりコメを、ミサイルより暮らしを、ミサイルより平和を」

 (日本保守党 百田尚樹代表)「日本は本当に『壊れかけ』です。本当に『壊れかけ』というか、これは『壊されかけ』と言った方が正しいかもしれません。いま自公政権のむちゃくちゃを止めることができたら、まだ日本は復活する余地があります」

 今回の参院選は、定数248議席のうち改選と非改選の欠員補充、計125議席をめぐって争われます。