参院選でも“少数与党”になったら
小川彩佳キャスター:
そうしたところも含めて参院選で問われることになりますが、石破総理、自公が50議席を割り込んだ場合、衆議院は少数与党ですので、石破総理の退陣や連立の組み替えに繋がっていく可能性があります。勝敗ラインを割り込んだときに、どのような責任の取り方を考えていますか。
自民党 石破茂総裁:
割り込まないために全力を尽くすということを申し上げているんです。それは、本当に誠心誠意国民を信じて、われわれがどう訴えるかということで、それぞれの選挙区で全力で戦っているときです。自公で過半数を取ると。その答え以外、申し上げることはできません。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
野田代表にお伺いします。仮に自公が参議院でも過半数割れになった場合、衆議院・参議院で野党が多数なるわけです。その場合、野田代表のスタンスとしては、野党第一党の立憲が中心になって政権を取りに行くのか、それとも衆議院・参議院とも自民党が相対第一党ですので、政権作りは自民党に主導権を持たせるのか。その辺はどう考えますか。
立憲民主党 野田佳彦代表:
要は、われわれが躍進して、そして、参議院でも過半数割れに追い込めたというときに、石破総裁がどういう責任の取り方をするのか。取るのか取らないのか。取ったとした場合には自民党の総裁選挙があって、そうするとその方が首班指名の選挙に出てくる。そのときに野党はどうするのか。
というときなど、その場面場面で真剣に考えていきたいと思いますが、私は、参議院で与党を少数に追い込むことができたならば、先般、例えばガソリン税の暫定税率廃止が参議院では採決されなかったじゃないですか。そういうことを連帯して一緒に成功体験を作ってから、臨時国会で一種の政権構想を作るような状況になってから勝負をかける方が、順々と道をたどっていった方がいいかなとは思ってます。
ただ、それは結果がでて、臨機応変にどうするかにかかっていますので、今から予断をもって申し上げる段階ではないというふうに思います。
藤森祥平キャスター:
自公との大連立の可能性もあり得ますか?考えていませんか?
立憲民主党 野田佳彦代表:
大連立は考えていません。それはね、ワンポイントの一種で何かという話。よく年金で言われるんですけど、一つのテーマだけではそんなことあり得ないです。
それよりも、野党としての成功体験で、連携すれば何ができるというところを基本に置きながら、あるいは政権を取るなら、やはり、すっきりするのは単独政権を目指すことですから、その中で政策的に近いところはどういうところなのかという組み合わせを考えていくということだと思います。
藤森祥平キャスター:
今回の参院選に向けた社民党と日本保守党の公約です。
社民党 福島みずほ党首:
社民党党首・福島みずほです。「生活が大変」そんな声を本当に聞きます。だから社民党はまず、食料品について消費税ゼロ、大企業の内部留保に課税をします。そして、最低賃金1500円一律を実現します。
そして三つ目、まさにあなたの保険料を半分にします。会社と本人負担、1対1を大企業3対1、中小企業はそれができませんから、その補填をきちっとやります。
そして今、軍事費は8兆7000億円、なんと教育費はその半分、農業予算は4分の1です。農家を応援すべき、直接戸別所得補償制度をやって農家を応援し、食料自給率を38%から50%に引き上げます。
ミサイルよりコメを、ミサイルより暮らしを、ミサイルより平和を。社民党頑張ります。
日本保守党 百田尚樹代表:
まずは消費税減税です。特に食品の消費税8%、これを直ちにゼロにする、そして恒久的に。食品というのは生きていくために絶対に必要なものなんです。その生きていくのに絶対に必要なものに、税金をかけるというのは、これ言い換えれば生存税なんですね。こんなバカな税金は直ちにゼロにしたい。
そして私達がもう一つ重要だと思っているのは移民問題です。今、日本は野放図な移民政策によって、年間30万人から40万人の移民がどんどん増えています。
それによって例えば北関東の多くの町で、治安の悪化、文化の軋轢、そして住民とのさまざまな衝突、こういう問題が起きてます。日本はこのまま放置すると、第2のヨーロッパのように、日本社会全体が壊れていきます。私達はこの間違った移民政策の野放図な移民政策に待ったをかけて、そして抑制して、これを大きく見直したい。
小川彩佳キャスター:
ここで、お時間となりました。参院選の投開票は7月20日です。