悲願の夏の甲子園出場へ――。大分舞鶴高校は、過去5年間で4度も県大会決勝の舞台に立ちながら、あと一歩のところで涙をのんできました。今年は、エース・秋田康介を中心に、強打と堅守で勝負する完成度の高い仕上がりに。『打倒・明豊』への強い思いを胸に、集大成の夏に挑みます。
大黒柱は大会屈指の右腕
夏の高校野球大分大会で第2シードとなった大分舞鶴は、過去4年連続で王者・明豊に阻まれ、甲子園出場を逃してきました。

三浦佑樹主将:
「どこのチームよりも“明豊に勝ちたい”という気持ちは、舞鶴が一番強いと思います。明豊や柳ヶ浦といった強いチームがいるんですけど、一から食らいつく気持ちで夏の大会は優勝しか見えていません」
大黒柱は大会屈指の右腕・秋田康介。1年の夏からマウンドに立つエースは、140キロを超える球威のあるストレートと、キレのある変化球で緩急を駆使し、打者を翻弄します。

秋田康介:
「投球回よりも多く三振をとっているので、三振をとるスタイルは去年と変わったところだと思います。球場の雰囲気を一気に変えるような、相手を圧倒するピッチングをしたいです」
秋田に加え、長身から力強いボールを投げおろす高橋柊伍の2人を軸に、これまでの接戦も勝ち切ってきました。