令和時代の選挙…求められるのは「私は私」の有権者に届く政治
今回の選挙では、ほとんどの高岡市議が角田市長を支援していたにもかかわらず敗北しました。これは自民党高岡市連の組織力低下を意味するのでしょうか。
河村教授は、これを「組織力の低下」というよりも、「昭和の時代のやり方の限界」だと指摘します。
「かつては自民党の地方議員が『右を向け』と言ったら大体右を向いてくれたんですけれども、やはり昭和が終わり、平成が終わり、新幹線が来て、令和の時代ですから、令和の時代の選挙は『私は私』という有権者を相手にしているんです」
つまり、議員が多数ついたからといって、その通りに有権者が投票するわけではないということです。むしろ議員の側が有権者に近づいていく姿勢が求められています。
「上から目線ではなくて、やはりどれだけ有権者に近づいていけるか、ここで組織力がどうなるかというところに関わってくるのかな」