イラン核施設への“攻撃成果”で見解真っ二つ
そして、今回の危機はひとまず回避された形になったが、アメリカがイランの核施設をどこまで破壊したのか?という問題が残る。

焦点は<高濃縮ウランが残っていないのか><遠心分離機は破壊されたのか>だが、この見解は分かれている。
【米メディアがまとめた国防情報局のレポート】では
▼(核開発の遅れは)数か月にとどまった(CNN24日)
▼攻撃前に高濃縮ウランを持ち出した可能性(24日FOXニュース)
▼遠心分離機は「ほぼ無傷」の可能性(25日CNN)
一方で、【トランプ政権】は
▼核開発に「数年遅れ」(26日ヘグセス国防長官・CIA長官)
▼狙ったものを攻撃できなかった証拠なし(26日ヘグセス国防長官)
▼(3か所の)いずれの遠心分離機も大部分が損傷または破壊された(ウィットコフ中東担当特使)

経済ジャーナリスト 磯山友幸さん:
「トランプ政権がこういう言い方をしているうちは、もう1回攻撃することはないだろうから、そういう意味では世界の政治や経済に影響を与えることはしばらく遠のいてるのかとも思う」
ーーただイランは核開発を諦めないだろうし、イランの体制もそのまま残っている。何か月、何年かたてばまた危機の可能性がある。
磯山さん:
「十分また攻撃をするという話も出てくる可能性はあるということ」