社会の仕組み 考え直すきっかけに
山口教授によれば、国や行政がチャイルドペナルティを解消するための具体的な施策を講じているところは聞いたことがないといい、今回の研究結果が社会の仕組みを考えるきっかけになればと話します。
東京大学 山口慎太郎教授:
「研究対象は一企業ですが日本のほとんどの会社でも起こっているだろうと感じます」
「労働時間に依存した評価・昇進の在り方という日本の人事慣行は変えていかなければいけない。これは必ずしも国がやるものではなく会社が自分たちで仕組みを変えていく必要があると思います」

子育てをしながら働く人のジレンマ…。
今まで多くの人がなんとなく分かっていたものの、実態がつかめていなかった部分が「今回の研究で明確になった」と山口教授は考えています。
この研究で示された課題に、今後社会はどう向き合っていくのでしょうか。