島のおじいちゃんおばあちゃんを笑顔にしたい

NPOをつくり仲間と定住促進や教育環境の充実を進めてきました。

都会の子育て世代など、今や、島の人口の約4割は移住者です。

(北川フラムさん)
「ここに来たいという声から始まった話ですから」
(福武總一郎総合プロデューサー)
「フラムさんが入学式の時の写真の話を…大きくなって。本当にいい島になって早く帰っておいで」
(福井大和さん)
「東京におるんですって」
(福井ひなたさん)
「しばらくは」

(福武總一郎総合プロデューサー)
「まあ二拠点生活で」

都市への若者の流出が止まらない一方で昨年度、

香川県の移住者は子育て世代を中心に過去最高を記録しました。穏やかな瀬戸内への関心は確実に高まっています。

(北川フラムさん)
「自然減はしょうがない。瀬戸内の島が割といろいろな人たちが関わるようになってきた」
アートの力で島の人々を笑顔にしたい。

(福井大和さん)
「大島のおじいちゃんおばあちゃんを笑顔にしたい。それに対する私の回答は、子どもの笑顔があれば島が元気にならないだろうか」

アートがつないだ15年。
(福武總一郎総合プロデューサー)
「体気を付けてくださいじゃあまた」

(北川フラムさん)
「最初の頃から2人で回ってああだこうだを聞きながらやってきた。本当に格闘しています、『こうしようああしよう』って。そういう蓄積が福井さんのような形になっていく。イベントやってる気持ちはまったくない。地域をどうやっていくか、そのきっかけとしてアートがある」
(住民)
「男木島大好きっ子なんで男木島生まれなので」
「Q男木島のどんなところがいいですか?」

「タコツボルがあるとこがいい」
「タコツボル」
「タコツボル楽しい?」
「うん」

去年、島で生まれた3人が小学校に入学しました。22年ぶりのことでした。