「てんやわんやでパンパン」課題は精米ひっ迫

備蓄米が消費者の手元に届くまでに時間がかかる主な理由に「精米」の問題があります。既に販売しているアイリスオーヤマは自社精米が可能で、イオンも通常取引のある業者に精米を依頼したため比較的早く商品化できました。

しかし、多くの小売業者は卸業者に精米を依頼しています。MBSが取材した精米を行う卸業者によると「もうてんやわんやで仕事がパンパン」という状況とのこと。備蓄米だけでなく、通常の銘柄米も担当しているため、業務が逼迫しているようです。

「信じられない量の依頼が来ているけれども、作業時間を増やして何とか対応しています」と業者は語りますが、対応しきれない問題も発生しています。