世界各国14人の“バラの専門家”が登壇

講義のトップはバラ研究の第一人者、上田善弘さん。福山市のバラ会議推進プロジェクトマネージャーとして大会準備から関わってきました。バラの品種を育成したり改良したりする育種家や、日本のバラの歴史を紹介しました。
福山市世界バラ会議推進プロジェクトマネージャー 上田善弘さん
「日本のばらは世界の人にもちゃんと評価してもらえることを確認して皆さんも活動してもらいたいと思っています」
講義では世界各国のバラの専門家14人が登壇しました。

福山ばら会 石井稔会長
「海外でどういうバラの動きをしているのか。それは知識として入ってたらいいと思う。われわれが納得して、後継者に若い人たちに伝えていくことが必要」
福山市の担当者も無事開会し、一安心の様子です。
福山市世界バラ会議推進室 大本貴淑室長
「大会がしっかり始められて、ほっとしています。みなさんが、安心して福山で楽しめるように、もてなしていきたいなと」
午前中の講義が終わると午後からはバラ花壇などを見学する「デイツアー」です。ツアーは5つのコースから選べます。ツアー初日、約40人が訪れたのは、福山市民などが維持管理する地域花壇「ガーデン富谷」です。約200種類550本のバラが咲き誇ります。

ガーデン富谷友の会 小野明人代表
「メンバーと多くの人の努力で、ここの景観に合った、みなさんに愛される花壇ができたと思います」
「友の会」の小野代表が案内します。参加者も興味津々の様子です。
大会参加者
「きょうのおもてなしは素晴らしかったし、ここの庭はとても美しい。たくさんの労力をかけて、このような美しい花壇を造られたことだと思います」
記者
「世界に認められたガーデン富谷ですよ」
ガーデン富谷友の会 小野明人代表
「ちょっと照れくさい。われわれも楽しむ、楽しんでもらえる。その両面でね」
市民たちが育ててきたバラ花壇はバラのプロたちからも称賛されました。