「炊きたて」にこだわる“喫茶メシ”

レトロでゆったりくつろげる『喫茶室ルノアール』にも、全103店舗のうち“たった1店舗“だけの隠れメニューがあります。
それは、新潟直送のコシヒカリをたっぷり1合使い、鶏肉・たけのこ・人参・こんにゃく・油揚げが入った「かしわ釜めし」(750円※ドリンクは別途注文)

女性客:
「うわ〜いっぱい入ってる。味がすごく染みてて、具材の味も引き立ってる。ホクホク!」
唯一【釜めし】メニューがある「ルノアール大塚店」(東京・豊島区)は、入ってすぐや店の奥に漫画本の棚が!銀座などの馴染みのルノアールとは雰囲気が違います。

代表取締役社長・川内達宣さん:
「もともとルノアールは、複数名のオーナーで始めたボランタリーチェーン」
ルノアールは「銀座ルノアール」「神田淡路町店」「恵比寿店」「大塚店」「新小岩店」の5つの会社が連携しつつも、それぞれが独自に運営。
その中のひとつ「銀座ルノアール」が、ある時から個別に拡大し、あの昭和レトロなゆったり空間のお店が増えたのだとか。

銀座じゃないルノアールは個性豊かで、大塚店は漫画を手にお手頃価格でくつろげるのがウリ。
そして名物が、常連さんも自慢の「釜めし」…なのですが、取材した日はなぜか頼む人が少なめ。

というのも、注文を受けてから炊くため“提供までに30分”かかるとのこと。それも新潟‧佐渡のコシヒカリを、一番おいしく味わえる「炊き立てで」というこだわりから。
川内社長:
「もともとお客様から“定食が食べたい”という要望があって、どうしても時間がたつとご飯がおいしくなかったりロスが出たりとかするので」

釜めしなら、1人分ずつ炊くので余ることがない。ルノアールで唯一の釜めしは、結構売れる日もあるそうです。
「全国で1店舗だけ」の“ちゃんぽんコッペ”
続いて西堀部員が向かったのは、新宿・歌舞伎町にある「新宿東宝ビル」。一階にある『⻑崎ちゃんぽん リンガーハット』では、全国500店舗以上ある中でここでしか食べられない名物が!それは…

西堀部員:
「コッペパンなんですか!?」

野菜がたっぷり摂れると人気の⻑崎ちゃんぽんを“ワンハンドグルメ”にした【ちゃんぽんコッペ】(300円)。
たっぷり野菜を、ペーストにした鶏ガラとんこつスープとマヨネーズでコールスロー風にアレンジ。コッペパンにどっさり挟みます。

西堀部員:
「野菜がシャキシャキでコショウが効いていて、ちゃんぽん感はあまりないけど、うまっ!」
他にも、ちゃんぽん麺を使った「焼きそばコッペ」(350円)や卵やジャムパンなど、全4種類。ここでしか買えないレア感もあり、店舗の売上は全国でトップ10に入るとのことです。

店長・夏目知明さん:
「映画館や劇場が近くにあるので、観る前に食べてさっと行かれる方も多い。最初は『ちゃんぽん作ってるのにコッペパンを作るのか』ってすごく動揺しましたけど、一生懸命作っています(笑)」
限定店でしか楽しめない“幻の味”。あなたの街でも始まるかもしれません。
(THE TIME,2025年5月23日放送より)