利用者は減少し毎年2億円の赤字区間に


(利用者)
「1か月に2回、病院に行く(時に使う)」
「日中は(利用者)少ない」
学生が通学や帰宅で利用する時間帯以外は、あまり利用者がいないのが現状です。この区間の利用者の総数は15年ほど前には年間約100万人でしたが、減少傾向が続き2年前に約78万4000人に、2050年度には60万人を下回ると想定されています。


名鉄は、この区間で毎年約2億円の赤字を抱え、15年前からは沿線の御嵩町が7000万円、可児市が3000万円と、合わせて1億円を毎年支援し運行を続けてきました。
今後の選択肢は2つ。1つは名鉄が運行を続けながら自治体が設備維持費を負担する「みなし上下分離方式」での存続。もう1つは廃線しバス路線への転換です。自治体の年間負担額は存続の場合、これまでより8000万円増えて1億8000万円となり、バス路線に転換すると6400万円になります。