水道管の老朽化や耐震化を図っていくために
名古屋市は、年間100kmほどの水道管を取り替えているといいます。
(名古屋市上下水道局 東部管路センター 倉田正志 センター長補佐)
「昭和50年代以前に(設置した)管が配水管全体の4分の1くらいを占めていて、全てが老朽管というわけではないが、漏水防止の観点から耐震化(取り替え)を進めている」

取り替えにあたってはこんな目的も…
(名古屋市上下水道局 東部管路センター 倉田正志 センター長補佐)
「南海トラフ地震を想定して、耐震化を図っていく」
新しい水道管は大地震が起きた際もつなぎ目が抜けにくいという特徴が…。

3年ほど前には、地震多発国のメキシコの水道局職員が、日本の技術を学びに来たこともありました。こうした工事にかかる費用は名古屋市民が支払う水道料金に含まれています。

そこで、名古屋市はことし10月分から水道料金を平均で10パーセント、下水道の使用料は平均で11.5パーセント値上げすることを決定しました。