「ビー玉の用途は多岐にわたる」あなたの周りにも隠れているかも

――現在、ビー玉が危機的な状況であると聞きました。現状を教えてください。

松野工業株式会社 広報担当

戦争直後は大阪を中心に17社ありましたが、価格競争の影響などで減少し、現在では1社のみとなっています。

ビー玉といっても、子どもが遊ぶ「おもちゃ」「インテリア商材」「ラムネ」「工業用」に分けられ、この4つ全てを作っているビー玉製造工場は、日本で唯一、ここ(宮崎県門川町の)門川工場しかありません。

――ビー玉って、そんなに種類があるんですね。

意外と私たちの身の回りにいっぱいありますよ。
例えば、日焼け止めスプレーの中に入っているカラカラと音がする玉は、液体撹拌用の工業用ビー玉です。あとはカラースプレーに入っているものもそうです。日常生活の中で、知らないうちに重要な役割を果たしているんですよ。