実現に向け国で検討が始まった給食費の無償化。しかし、物価高騰の中、学校現場ではギリギリの状況が続いています。地域格差も拡大している学校給食。その実態を追いました。

多くの子供たちにとって一番楽しみな給食の時間。愛知県みよし市の緑丘小学校。この日のメニューは、きしめん、五目鶏きしめんの汁、野菜コロッケ、フルーツの蒲郡みかんゼリーあえ、牛乳です。
(児童)
「おいしい」
「(Q:学校で一番好きな時間は?)給食の時間」
「おいしい給食が出たら楽しい」

その給食を作っている市のセンター。ここでは、みよし市内の6つの公立保育園、8つの小学校、4つの中学校の約6800食の給食を作っています。この日もニンジン138キロ、タマネギ508キロ、豚ミンチ198キロなど新鮮な食材をふんだんに使って大きな釜でミートソースを作っていましたが、担当の職員は頭を悩ませています。