2012年、群馬県の関越自動車道で高速ツアーバスが防音壁に衝突し、石川県の乗客など7人が死亡した事故から29日で13年です。現場では遺族らが犠牲者の冥福を祈りました。

この事故は、2012年4月29日の早朝、群馬県藤岡市の関越自動車道で金沢から千葉に向かっていた高速ツアーバスが、運転手の居眠りが原因で道路脇の防音壁に衝突し、石川県と富山県の乗客7人が死亡、38人が重軽傷を負ったものです。

現場近くには献花台が設けられ、発生時刻の午前4時40分にあわせ、遺族らおよそ20人が花を手向けました。

事故で母を亡くした山瀬俊貴さん
「事故があったことは変わりがないので13年経とうが何年経とうがこういう事故を風化させたくないというのが1番の気持ち」

高速バス運営会社の安全管理体制が厳しく問われた事故から13年。遺族の悲しみが癒えることはありません。