岐阜の観光客「8割以上が日帰り」というデータも

岐阜県は近年、インバウンド需要などを追い風に、観光客数がコロナ禍前の水準に戻りつつあります。

しかし、その8割以上が日帰り客だというデータがあります。日帰りの場合、観光客が使うお金の平均は、約3800円と宿泊客の7分の1にとどまり、地元への経済効果が少ないのが現状です。

近くの老舗旅館はこうした状況の打開に期待を寄せています。

(十八楼 伊藤豊邦専務取締役)
「長良川温泉エリアとしては、今年一番のホットなニュースなので、いい影響を与えてほしい。岐阜城登れるんだと、夜景が見られるんだと、降りてきたらまだお店やってるんだというような状況が生み出されれば、夜の賑わいの創出につながると思う。それが宿泊客の増加にもつながるのかなと思っている」

十八楼の目の前の長良川では、1300年以上の歴史を持つ鵜飼いも5月には開幕。岐阜城楽市の誕生で、今後ますます岐阜市の観光の盛り上がりが期待されています。