ブロッコリーで「とろけるウニ」に
30匹のウニが入ったコンテナに、長崎県島原産のブロッコリー900グラム(約4株)を投入。3日1回、1週間に1回など頻度を変え、実入りや味の変化を観察しながら試行錯誤を繰り返しています。約5か月の養殖期間を経て、”ブロッコリーのウニ”は食べられる品質にまで到達しました。
山下菜々子記者:
「いただきます。…(試食)口の中でとろけました!」
ブロッコリーで育ったウニは、磯臭さや生臭さが少なく、食べやすいのが特徴です。現段階で、実入りはかなり改善していますがまだ十分ではなく、チームでは今後も改善に向けて取り組みを進めていく予定です。
シークリーン・内野由希子さん:
「『天然のウニ』と『ブロッコリーのウニ』、色も見た目も全然変わりません。初めてやってみたことなので失敗したこともたくさんありました。もう少し身の入りがいいウニを育てていけたらと思っています」
海を守り、フードロスを減らす“一石二鳥”の挑戦
ウニの駆除と廃棄野菜の有効活用という、ふたつの課題を同時に解決するこのプロジェクト。持続可能な漁業と食の未来をつなぐヒントとして、今後の展開が注目されています。