1300年前にタイムスリップしたような気分が味わえます。宮城県多賀城市に、古代東北の中心地として栄えた多賀城の復元された南門とその歴史などを映像で紹介する施設が25日、グランドオープンしました。

多賀城の正門にあたる南門の前で行われた記念式典には、関係者らおよそ300人が集まり開門を祝いました。

南門は多賀城創建1300年にあたる去年、復元され期間限定で公開されました。その後、周辺の遊歩道などの工事を進め25日から本格的な一般公開となりました。

南門の高さは14.5メートル、朱色と白のコントラストが美しく、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

訪れた人:
「こういう建物があると歴史を感じる。南門があったんだなと、改めてすごくいいなと思う」

また、南門の近くに完成したガイダンス施設も25日からから公開が始まりました。

玉置佑規キャスター:
「タッチパネルでは国宝・多賀城碑などの出土品の数々を拡大して詳しく観察することもできます」

このほか、館内では、200インチのLEDモニターで奈良、平安時代の当時の多賀城を再現した映像なども見ることができ、1300年前にタイムスリップした気分が味わえます。

深谷晃祐多賀城市長:
「当時の多賀城に思いをはせてもらえるものもあるので、ガイダンス施設を見た後に南門をくぐってもらえれば」

一般公開がスタートした多賀城南門とガイダンス施設はどちらも入場無料です。