“未知の空間”にいかに行けるか
ロボットは、建物内の情報を取りながら奥まで進み、温度などの情報をもとに物陰に隠れて倒れている人を発見しました。

実際に救助を行う消防隊員は…
(豊田市消防本部 大谷和也 消防士長)
「検知機などで見えない物の情報を持って帰ってきてくれる。またはその場で(温度などを)数値として見られるところはすごくロボットのメリット」

AIを使い、道の凹凸などを認識する方法もありますが、"お金がかかる"ことに加え、"壊れやすく"、"操作が難しくなる"など現場でのトラブルが起こりやすくなります。奥川教授が目指すのは、単純な仕組みで、丈夫な、誰でも操作できるロボットです。
(愛知工業大学 奥川雅之 教授)
「ロボットの機構を工夫することによってシンプルなやり方で、未知な空間で凹凸の激しい所を、いかに行けるかにチャレンジしている」
