全国で相次ぐ道路の陥没、そして自然災害。いつどこに危険が潜んでいるか分かりません。そんな中、命を救うための技術開発が進んでいます。
今年1月、埼玉県八潮市で発生した道路の陥没。地中に埋まった下水道管の破損が原因とみられ、男性1人の行方がいまだわかっていません。

さらに、この地方でも…
(中島胡桃記者)「あちらの車の前輪が道路に開いた1mほどの穴にはまってしまったということです」
2月には名古屋市緑区で、道路が陥没し、乗用車のタイヤがはまる事故が発生しました。この道路では、名古屋市が古くなった水道管を取り替える工事を行っていました。

各地で相次ぐ陥没事故。埼玉県の事故を受け、全国で下水道施設の緊急点検が行われました。ただ、下水道管の長さは名古屋市だけでも約7900km。そのうち4分の1にあたる約2000kmが、一般的な耐用年数といわれる50年を超えています。広範囲に広がる調査には人手も時間も必要です。
