あなたは「レモン彗星」をご存じですか?これは2025年1月に発見された新しい彗星で、地球に最接近するのは約1300年ぶり。今回のチャンスを逃すと・・・次に地球に接近するのは1100年以上先だということです。そんな「一生に一度」しか見ることができない、レモン彗星はいつ、どこで見ることができるのでしょうか?国立天文台に聞きました。
“レモン彗星”ってなんだ?前回の接近は・・・奈良時代?
いかにも酸っぱそうな名前がつけられていますが・・・これは2025年1月にアメリカ・アリゾナ州の「レモン山天文台」で発見されたことに由来するものだということです。

レモン彗星は定期的に地球の周りをまわっている長周期彗星で、前回、地球で観測されたのは計算上、約1300年前=奈良時代とのこと。
発見された当初、ここまで明るくなるとは想定されていませんでしたが、8月中旬頃から日に日に明るさが増し、地球に最接近する10月21日には肉眼で見えるかもしれない規模になったということです。
そもそも彗星とは何か?国立天文台・天文情報センターの佐藤幹哉さんに解説してもらいました。