報告書は「かなり踏み込んだ印象」どうなる今後のフジテレビ
井上キャスター:
会見を聞いていると、かなり細かくヒアリングしている印象を受けます。

馬渕磨理子 経済アナリスト:
会見を聞く限り、中居氏、女性、社員、退職社員にもヒアリングしていて、かなり踏み込んだ調査ができていたように思います。
そもそも社内でハラスメントに寛容な企業姿勢で、それが外部のハラスメントに繋がったという企業風土の本質的なところにも踏み込んだメッセージになっていると思いました。
出水麻衣キャスター:
社内のセクハラに寛容だったからこそ、取引先へのセクハラに繋がってしまったという言及もありました。
今回、デジタルデータまで調べたということですから、フジテレビが社運をかけて、きちんと調査をしたという印象を受けました。
井上キャスター:
組織として、どう変えていけると思いますか?

スーパー「アキダイ」秋葉弘道社長:
「経営陣が変われば大丈夫」ではなく、働いている社員全員が働きやすい環境を作っていくことが大切です。
本来、テレビは視聴者が見ていて楽しめるものだと思います。楽しいものを提供する側で働く人が苦しい環境では、(楽しい放送をするのは)難しいと思いますし、そもそも変えなくてはいけないことは、たくさんあるのだろうと思います。
井上キャスター:
個人的に驚いたのが、アナウンサーが脆弱的な立場に置かれていたということです。
権力の格差がある中で、その会合に出席するしかないような状況が作られていた。「組織的」ということが認定されているので、今後、どう対応していくのか注目です。
経済アナリスト 馬渕さん:
コンプライアンス体制に問題があったということですね。
今回の第三者委員会の報告や世論を踏まえて、6月の株主総会で、今回の経営刷新はどうだったのか評価されるのだと思います。
井上キャスター:
スポンサーが戻るのかも気になります。
出水キャスター:
フジテレビ本社はもちろん、これから業界に携わる若者のためにも、「企業を立て直していく」という気概を見せてほしいと思います。
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<プロフィール>
馬渕磨理子さん
経済アナリスト
日本金融経済研究所代表理事
“日本一バズる”アナリスト
様々なお金の話をわかりやすく解説
秋葉弘道さん
23歳でスーパー「アキダイ」創業 青果のプロ
年間テレビ出演本数300回超














