能登空港と関西空港を結ぶ初のチャーター便が4月運航されることになり、ボランティアや観光客の流入で能登の復興の後押しとなることが期待されます。

28日の記者会見で石川県の馳浩知事が明らかにしたもので、4月19日、関西空港と能登空港を結ぶチャーター便のツアーに災害ボランティア30人が参加し、1泊2日の日程で能登を訪れます。

輪島市内でのボランティアや輪島塗の沈金体験、のと鉄道の震災語り部観光列車などに乗車する予定です。

チャーター便には七尾特別支援学校の生徒も搭乗し、4月13日から始まる大阪・関西万博の招待を受けます。

馳知事はチャーター便の運航を全国各地に広げ、復興に向けて能登空港を交通の拠点にしたい考えです。

また、年度内最後となった会見で、馳知事は「できないことをできるようにした“ブレイクスルー“、チーム石川が機能した1年だった」と振り返りました。

石川県・馳浩知事「来年、私も改選期を迎える最初の任期で取り組んだ。チーム石川として機能していく。ところどころ感情的な問題も含めてあちこちにボトルネックというのは起きますよ。しかし、ボトルネックを一つ一つ対話によってひも解いていく」

任期が残り1年となった馳知事。これまでの県政出前講座に知事自身が出向く「はせ、参じます。」に加え、重点施策を県民に直接、説明し触れ合う時間を多くするということです。