後席のシートベルト着用義務浸透せず

事故の衝撃から身を守るシートベルト。現在の道交法では一般道路を走行中に後部座席で着用していない場合の罰則がないため、義務化から17年経っても徹底されていないのが現状です。

県警交通企画課 佐藤智宏課長補佐:
「全国的に一般道での座席のシートベルト着用が義務化されているということが浸透していないのと、規範意識が足りていないということが言えると思っています」

シートベルトを正しく装着する方法について、JAFに聞きました。

JAF大分支部 今富詠李さん:
「ポイントは首にかからないようにすることと、お腹のやわらかい所を通らないようにすることが大事です」

肩ベルトは鎖骨の中央から胸骨、ろっ骨を通します。また、深く腰をかけ腰ベルトは左右の腰の骨を押さえるように着用するのがポイントです。

JAF大分支部 今富詠李さん:
「大人も正しく付けず、首にかかっていると危険性が高まります。お子さんだったらジュニアシートとかを使って調整をしていただければと思います」

警察は4月から始まる春の全国交通安全運動でシートベルトの着用を重点項目の一つに掲げています。

県警交通企画課 佐藤智宏課長補佐:
「シートベルトを着用することで守れる命があります。家族や友人など大切な方を守るためにもシートベルトを着用したのを確認した上で出発することを心がけていただきたい」

春の行楽シーズンで車で遠出をする機会の増えるこれからの時期。正しい方法でシートベルトを着用しているか常に家族で確認し合うことが事故から身を守ることにつながります。