JAFと警察は、車のシートベルトの着用状況を調査し、その結果を発表しました。後部座席でのシートベルト着用率は、一般道路で45.5%(前年比1.8ポイント増)。高速道路で79.7%(前年比1.0ポイント増)。いずれも2002年の調査開始以来、過去最高となっています。

シートベルト未着用、一般道で約3倍の致死率

一般道路での後部座席の着用率が最も高かった都道府県は、岐阜県で61.5%。次いで山梨県が59.0%、新潟県が58.5%でした。

ワースト1位は沖縄県で14.4%。ワースト2位は青森県で30.2%。ワースト3位は大分県で32.5%でした。

(ドライバー)「私はしてますし、してもらっています。事故をしたときに後ろの方が危ないこともあるから」「子どもたちが乗るのでチャイルドシートをしていています」

JAF大分支部 今富詠李さん:
「2020年から2024年までの5年の間ずっと、大分県内の着用率は30%前後を推移しているような状況になります」

大分県警によりますと、過去5年間、県内の交通事故で後部座席の死者・重傷者は46人。このうち6割がシートベルトをしていませんでした。

県警交通企画課 佐藤智宏課長補佐:
「シートベルトをつけていなかった場合は、一般道では約3倍の致死率が上がると言われています」