指宿市山川で海草のアマモの復活に取り組むプロジェクトが、二酸化炭素の削減量を売買できるようにする「Jブルークレジット」の認証を県内で初めて受けました。
「Jブルークレジット」は、海草などが吸収した二酸化炭素の量を貨幣換算して、クレジット化したものです。認証されるとクレジットを企業に売ることができ、環境保全に取り組む団体などは活動資金を得ることができます。
今年度の交付式では、海の環境保全などに取り組む46団体が認証を受けました。その一つが指宿市の山川町漁協などによる「指宿市“山川の海のゆりかご”ブルーカーボンプロジェクト」です。
山川地区は海草の「アマモ」の南限地として知られていますが近年はアマモが姿を消しつつあるため、プロジェクトでは種を取り付けたマットを設置したり、魚の食害から守るための網を設置したりしています。
そして、今年1月に県内では初めてとなる「Jブルークレジット」の認証を受けました。
(山川町漁業協同組合 川畑友和さん)「我々漁師だけではなく一般の方、企業の方と鹿児島の海をしっかり守っていく、保全していくことを目指していく」