3月も多くの商品が値上げされる中、天候不順などで品薄となっている野菜の価格も高騰しています。特にキャベツは、スーパーで半玉250円を超える価格で販売されるなど記録的な高値が続いていて、お好み焼き店からは「今の値段では正直きつい」と悲鳴の声が上がっています。

価格の維持に限界…

大分市大在中央にある「お好み焼き風花」。オープン以来、キャベツをたっぷり使った関西風のお好み焼きをリーズナブルな価格で提供しています。

キャベツ200グラムのブタ玉『レギュラー』は税込み650円。キャベツ300グラムの『大』は750円です。店では1日20キロから30キロのキャベツを使っていますが、値段が2倍から3倍にまで高騰し、大きな打撃を受けています。

お好み焼き風花スタッフ:
「今までも何度か高いときはありましたが、こんなに高い状態が続いたことはなかったので、ちょっと先が見えなくてどうなのかなと不安です。各地に足を運び、お好み焼きにあった安いキャベツを探していますが、大変困っています」

さらに卵や小麦粉など他の食材も値上がりし、価格の維持に限界を感じています。

お好み焼き風花スタッフ:
「ネギがすごく高いです。卵、小麦粉、イカ、エビ、すべて高くなっています。2022年に値上げさせていただいたんですけど、そんなに頻繁に上げるわけにもいきませんし、今回はちょっと上げないといけないかなという感じです」