日本の支援期限は「3年」 生活のためパートへ

 今も約2000人のウクライナの人たちが日本へ避難しています。しかし、日本財団が支給している1人当たり年間100万円の支援は、期限が3年で順次切れていきます。

 オルガさんもあと数か月で生活費の支援がなくなります。言葉の壁などから、ウクライナのころのようなダンスや子どもと関わる仕事は見つからず、1月からカフェでパートを始めました。

 (オルガさん)「メレンゲがふわふわすぎたんじゃないんですか」
 (指導係)「もうちょっと潰さなあかん。もうちょっと潰そう」

 週に3回、ここでバームクーヘンを焼いています。元々得意だったお菓子づくりを通して、日本語でのコミュニケーションに少しずつ慣れようとしています。
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 (ブロートバール セセシオン 上田倫子さん)「最初はどうしよう何も日本語をしゃべれなかったらという不安があった。でも必ず伝えようとするし、わからないことは書いてきてくれる。伝えたい気持ちが伝わるので、私たちも伝えてあげたい。あと笑顔がすてきで明るいので、彼女が『おはようございます』と職場に入ってくると華やぐ」