2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から3年となりました。ウクライナ軍は4万6000人が死亡。民間人の死者は1万2000人を超えています(国連ウクライナ人権監視団発表)。 避難者にも大きな意味を持つ3年。1982人のウクライナ人が日本で避難生活を送るなか、神戸で暮らすウクライナ人の親子の生活に密着しました。

4歳息子と神戸で2人暮らし ウクライナの習慣も取り入れ生活

 ウクライナ出身のオルガ・クトバさん(42)。ひとり息子のレブくん(4)と3年前、神戸にやってきました。今は中央区の市営住宅で暮らしています。

 取材した日の夕食はウクライナの定番料理、ソバの実を炊いたものと鶏レバーのソテー。もうじき日本での暮らしの方が長くなるレブくんのためにも、家ではできるだけウクライナの習慣を取り入れています。
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 (オルガさん)「レバー1つ食べてくれる?」
 (レブくん)「レバーはいらない。ソバの実を食べるよ」
 (オルガさん)「わかったわ、ソバの実を食べましょうね。レバー1つ食べてくれる?」
 (レブくん)「いらない」
 (オルガさん)「だめよ」
 (レブくん)「レバーはいらない」
 (オルガさん)「なんておいしいのかしら」