しかし、いま最も心配しているのは3人の子どものことです。このうち2人はポーランドにいますが、長男は徴兵され、2か月間連絡が取れていないといいます。
様々な不安を抱えながらも、コバレンコさんは去年から講演活動も始めました。耳の不自由な人に向けて、自身の体験談や戦争の悲惨さについて語っています。

コバレンコ:
「聴覚障害者の方は話を聞くのが好きで、ウクライナのことを聞きたいと思っている。日本で安心して暮らせていることを伝えています」
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から3年。コバレンコさんは母国に思いを馳せながら前を向き、温かく迎えてくれた人たちのいる別府の地で生きていく決意です。