災害発生時、どう行動すればよいのか、分からないことだらけだった参加者たち。そこで源河さんが提案したのが「マイタイムライン」です。自宅や職場、学校など、自分のそのときどきの居場所に応じて、最適な避難ルートを事前に把握しておくためのもの。できたものは家族間で共有し、各自の行動を把握することが大切だと言います。
▼那覇市防災危機管理課 源河北斗 主幹「(どこに)いるかわからない家族、避難が終わっているにもかかわらず、いるかもしれないということで探しに行ったために、その方が亡くなったという事例もあると聞いています。そういった悲しい出来事が起こらないようにするためには、やはりマイタイムラインを作ることが大事」
地域にどんな防災施設があるのかを知るためのツアーも企画されました。この日は親子を中心に約50人が参加。電動シャッターを開き、その奥地下へ向かうとそこは…備蓄倉庫!水や非常食、ウィットティッシュ、おむつに簡易トイレなど、災害後の生活に欠かせない物資がそろっています。広さ600平方メートルを超える、県内最大の備蓄倉庫です。

那覇市が管理するこうした備蓄品は、指定避難所83か所などに保管されています。しかし非常食の分量でみると、1人1日3食を3日分支給すると想定した場合、那覇市の人口のわずか5%にしか行き届かない分量しかありません。
▼勉強会参加者「やっぱり自分で準備しないと災害時は大変だなと感じました」「5%しか備蓄していないし、自分たちで備えもして…あとトイレは大事!」