1989年に北海道壮瞥町の昭和新山で地域おこしの一環として競技化された雪合戦は現在、世界10か国で大会が行われています。

「ほっとゆだ北日本雪合戦大会」では雪合戦の国際ルールに基づき、1チーム7人で2セット先取の3セットマッチで試合が行われます。
3分の制限時間のなかで、相手陣地のフラッグを奪うか、雪球を相手に当ててアウトにした人数が相手より多ければ勝ちです。

この大会で上位に入ったチームは、2月、北海道の壮瞥町で日本一を決める昭和新山国際雪合戦大会に出場することができます。

25歳から46歳までの9人が所属する銭形平次の強さの秘密。

それは…野球です。
メンバー全員が紫波町の軟式野球チームに所属していて、抜群のチームワークと雪球を投げる際のコントロールの良さが特徴です。
特に、小学生で雪合戦を始め、27歳で雪合戦歴はすでに15年という阿部健悟選手は、素早く動く「めしべ」の選手を相手に雪球に見立てたボールを投げ込み自慢のスローイングに磨きをかけています。

(阿部健悟選手)
「女子・男子関係なく投げあっているので、自分たちがただただ投
げてるかもしれないですけど、そこはお互いに目指すものは一緒な
ので。昭和新山では去年はベスト12で終わってしまったんで、それ以
上目指せるようにまず北日本で連覇を目指して頑張っていきたい」