そのまま歩くと、ひざ上まで雪に埋まりなかなか進むことができません。
そこでスノーシューを履いて出発です。
今回、案内をしてくれたのは、県民の森・森林ふれあい学習館で森林ガイドを務める小松範子さんです。

兵庫県出身で6年前に八幡平市に移住しました。
(小松範子さん)
「もともと山登りをするんですけど、特に八幡平が何回も訪れて大好きだったので。四季の変化がはっきりしていて。冬も豪雪地帯ほど雪が降るわけでもないし、雪初心者の私でも暮らしやすいんじゃないかと思いまして移住してきました」

毎日のように県民の森を歩く小松さん。
冬の時期は、雪が積もり普段歩けないところも進むことができるようになり、さまざまな自然観察を楽しめることが魅力と語ります。

(小松範子さん)
「枝先にフカフカしたものがついてますよね。シデコブシというコブシの仲間の木ですね。大きいフカフカしたのが花が咲く芽です。小っちゃいのが葉っぱが出てくる葉芽。寒い冬を毛皮で守っている」

(小松範子さん)
「これはトチの木です。ベトベトの樹脂で中の新芽を守っているタイプです」