■問題の本質は

問題の本質は何か。結局のところ壁がどうのこうのという「だけ」の話ではなく・・・国と自治体には大きな視野で議論を期待したいと思うが、いかがか。

★国に期待することは

○壁はどうあるべきか ・・・物価も上がり、労働者の手取りを増やしていかなければならない、またパートなども含め多様な働き方が当たり前になりつつある中で、税制の「壁」がどうあるべきか議論が必要ではないか。

○国民の働く意欲と収入をどう維持するのか ・・・壁が原因で仮に働き控えなどが起きているとするならば、これらの問題を見直し、思いきり働いて納得して納税できる仕組みを作らなければならないのではないか。

★地方自治体に期待することは

○税収減に応じた政策の提案 ・・・仮に減収になりサービスに影響が出るようなら交付税で補てんされることになるのだろうが、各自治体は税収減を叫ぶだけではなく、税収減になった場合に備えて現在の政策を見つめなおすいい機会になるのではないか。

いずれにせよ、国民の声を聞き、未来を見た政策に期待したい。