東京の八王子市はきのう、市の職員97人が通勤手当を不正に受給していたとして、職員の処分などを発表しました。

八王子市によりますと、徒歩などで通勤していながら、バスの定期券代などの通勤手当を受け取っていた職員は97人に上り、不正受給の総額はあわせて900万円を超えていました。

市は97人のうち、部長や課長を含む11人を停職や戒告の懲戒処分にし、ほかの職員にも厳重注意などしました。支給済みの全額がすでに返納済みだということです。

市では去年、東京・豊島区で発覚した同様の不正受給を受けて調査を行い、職員からは「手当の規程に関する認識が不足していた」といった反省の声もあがったということです。

市は今後、第3者による検討会で、管理体制の見直しなどを行うとしています。