トランプ次期大統領と面会検討 早くも外交日程が…

山内キャスター:
ここからは今後の外交日程を見ていきます。

▼11月15日・16日:「APEC」(ペルー)
▼11月15日・16日:「G20」(ブラジル)

そしてそれを終えて帰国する際に石破さんがアメリカに立ち寄り、トランプ次期大統領と面会することを検討しているそうです。ただ、星さんによると実際に会談ができるかどうかを握るキーマンがいるということです。

それが前駐日大使のハガティ氏です。前のトランプ政権のときに日本にいた大使で「次期トランプ政権で国務長官に任命されるのでは」と噂されているそうです。そのハガティ前駐日大使とコンタクトを取ろうとしているが、難しい状況。日米の話し合いは一体どうなるのかも注目です。

井上キャスター:
トランプ氏とは麻生氏も会談していますよね?

星さん:
麻生氏は選挙前ですね。ただそれで具体的なパイプができたというよりは、このハガティ前駐日大使を通じてトランプ氏に働きかけることが一番有力なパイプ。ハガティ前駐日大使はいま、上院議員をしているので、そういう点でも数少ないトランプさんの側近です。

8年前はトランプ氏は初めて大統領になった状況で、何となく不安もあったと思う。そこに飛び込んでいった安倍元総理は歓迎された。

今回はもうトランプさんはある程度、ワシントンの中も日米関係も知っていますから、いまさら「名刺を交換に来い」というわけにはなかなかいかないかもしれません。

むしろトランプ氏の方が、1年前よりも相当実務的になっています。安倍元総理がいろいろプレゼントを持っていって下手に出て…という感じはもうない。「実務的な会談をどこかでしましょう」となると思います。