“熱疲労”には熱中症対策が有効 気温が高くなると感染症の流行も

出水キャスター:
「じわじわ」というのが恐ろしいなと思いますが、どのようなところに注意すれば良いでしょうか。

本杉記者:
注意点は、極端に暑い日ではなくても気温が高い日が続くと臓器がダメージを受けているので、重篤な症状に発展することがあるというところに気をつけた方がいいと思います。

吉村恵里子キャスター:
気づかないうちに疲れが溜まってしまったり、体温が急激に上がらなくても体に被害が出てしまったりしているということですが、どんな対策をしたら良いでしょうか?

本杉記者:
体に暑さのダメージを溜めないことが大切なので、取るべき対策としては熱中症の対策と変わりません。

エアコンなどを利用して室温が高くなりすぎないように調整すること、猛暑の日には屋外の活動を控えることが大切です。

さらに気温や水温が高くなると、ウイルスや細菌などが蔓延しやすくなるので、今年も流行した手足口病などの感染症も流行しやすくなるといいます。

井原准教授は「猛暑による被害を減らすためには、個人個人の対策だけではなく、社会全体としても取り組むべき」だといいます。