被告に電話で“離婚したい” 一方で「北海道No.1」「月の半分は海外」自慢げに話す場面も…


野﨑さんはさらに、女性に対し “結婚してほしい” と述べたほか、その場で妻の須藤被告と電話で話し始めたという(ただし、この電話の発信者は須藤被告だった)。

知人女性「こんな初対面なのに(結婚してほしいと)言うんだなと思った記憶はあります」
「奥さんと電話していたのは覚えています」
検察官 「どんな内容だった?」
知人女性「“離婚したい”と言っていました」

検察官 「奥さんの反応は?」
知人女性「“またそんなこと言って”と言っていたので、野﨑さんは“離婚したい”ともすぐ言うんだなと思った記憶があります」
「野﨑さんはもう1回(須藤被告に)『お願いします』と言っていた記憶があります」
検察官 「電話の際、野﨑さんはどんな様子だった?」
知人女性「この電話の時は(真面目に)お願いしている感じでした」

一方で、弁護人が尋問で女性に確認したところによれば、野﨑さんは須藤被告について、“北海道No.1。月の半分を海外で過ごしている” と自慢もしていたという。相反する感情が共存していたのだろうか。

検察官が “あえて触れない” 所を、弁護人が丁寧に突いていく点が、今回の裁判の見どころでもある。