神奈川県平塚市の海水浴場で女子中学生がおぼれ死亡した事故について市の教育委員会が会見を行い、部活中に顧問の教諭から「海に入っていいよ」と言われて泳いでいた生徒がおぼれたことを明らかにしました。

今年8月、神奈川県平塚市の「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク海水浴場」を市内の中学校の生徒16人と部活の顧問の教諭が訪れた際、中学1年の女子生徒1人がおぼれ死亡しました。

市の教育委員会は事故について検証を行っていましたが、きょう結果を公表し、謝罪しました。

検証結果では、事故当日、海水浴場の砂浜で部活のトレーニングを行った後、顧問がクールダウンを目的に生徒に「海に入っていいよ」と話していたということです。

教諭は海に入ることについて生徒には伝えていたものの、学校の校長や保護者には伝えていませんでした。

教諭は事前に生徒に着替えを持ってくるよう伝えていましたが、一部の生徒は持っておらず、波打ち際にいました。

一方、死亡した女子生徒は他の生徒と一緒に泳いでいるときに流され、おぼれたとみられています。

市の教育委員会は原因について、「危機管理、安全管理に対する意識が不十分だった」としています。