統合新病院の整備場所の決定時期を1か月延期「9月中」に

三嶌亮二記者
「宮下知事と西市長が揃って応接室に入ります。統合新病院を巡る県と市のトップ会談が間もなく始まります」
宮下宗一郎知事と青森市の西秀記市長は、統合新病院について県庁で冒頭を除き非公開で協議しました。その結果、整備場所について「8月中」としていた決定時期を1か月延期し、「9月中」に結論を出すことになりました。
この延期で統合新病院の開院目標である「2032年10月」には影響はないとしています。

新病院の整備場所を巡っては現在、候補地に「県営スケート場一帯」と「青い森セントラルパーク」が挙がっています。ただ、整備費や事業費は「県営スケート場一帯」の場合、県の試算では160億円以上に対し、市の試算では183億円。「セントラルパーク」の場合、県の試算では320億円以上に対し市の試算では56億円とそれぞれ、大きく異なり議論がかみ合っていませんでした。

青森県 宮下宗一郎知事
「整備場所の候補地決定時期8月中から9月中に変更する。統合新病院については引き続き、連携・協力して行うと出来るだけ早期の開院に向けてということと課題は様々整備場所・候補地がありますがそれを整理してこれを乗り越えていこうという話が1点目であります」

青森市 西秀記市長
「整備場所の選定に当たっては県民・市民の皆さまに納得をしていただきながら、進めて行くことが必要でありまして、特にスケート場に関しましては地域住民にきちっと説明をしてご意向を伺うことも不可欠であることから、その分に関しては一定の時間を割いて丁寧に行って参りたいと考えております」
青森市は9月1日に、県営スケート場一帯周辺の住民などを対象にした説明会を開く計画で、県の担当者も参加し説明に加わる予定です。
県と青森市はこの会合で出た意見も踏まえて、整備場所を「9月中」に決める方針です。