当直中の部下の隊員の臀部を触るなどのセクハラ行為をしたとして、海上自衛隊大湊航空基地に所属する自衛官が懲戒処分となりました。

処分を受けたのは、海上自衛隊大湊航空基地第25航空隊の30代の2等海尉です。

海上自衛隊によりますと、2等海尉は、2023年11月26日~27日までの間の当直勤務中に一緒に勤務にあたっていた部下の隊員の臀部を両手で触ったほか、その隊員の身体を揶揄するような発言などのセクハラ行為を複数に渡って行い、部下の隊員に対し精神的苦痛を与えたということです。

2等海尉のセクハラ行為を目撃していた別の隊員が上司に報告して、事態は発覚しました。

自衛隊の聴き取りに対し、2等海尉は「基地内で面識があり、これくらい大丈夫だろうという身勝手な思いから無意識に触ってしまった。私の軽率な行動によって被害者に苦痛を与えてしまうとともに、上司や同僚を裏切ることをしてしまい、大変申し訳なく思っています」と話していて、18日付けで、停職6か月の懲戒処分となりました。

所属隊員の処分を受け、第25航空隊司令の児玉浩光 1等海佐は「隊員が、このような事案を生起させ、国民の不信を招いたことを誠に申し訳なく思っております。引き続き、厳正な規律を保持するため、隊員に対する教育・指導を継続していくとともに、同種事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。