講師を務めるのは、鳥取県災害福祉支援センターの災害支援専門官・白鳥孝太さん。
まずは、住民が課題に思ったことなどに耳を傾けます。

「上の人に聞くと、まだこのくらいなら大丈夫という感覚を持ったということを言っていた。見るところによって怖さが違う」
「3人か4人くらいがずっと30分40分入れ替わり立ち替わりで避難しろ避難しろと言って、目の前の川がすごいことになってるのに避難しない。避難しろと言っている人のほうが危ないと思いながら…」

こうした話を受け、白鳥さんは避難場所や避難経路、声掛けが必要な人、声掛けをする人などを色分けして見やすい形にした「支え愛マップ」を作ること、そして、刻々と状況が変わる水害ではどのタイミングで避難の準備を始めるか、集落単位で事前に決めておくことなどを提案しました。

鳥取県災害福祉支援センター 災害支援専門官 白鳥孝太さん
「関係性の強い地域であっても、意外にみなさんそれぞれの判断で動かれたんだと話を聞いて分かった。一旦、みんなの共通ルールを決めるというか、こういう時はこういふうに動こうということを話し合っていただくことは無駄にはならないというか、有効だと感じた」

また、住民からは携帯電話を各家庭に配る、LINEグループを作っておくなどの意見が積極的に出されました。